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背負うべき罪
2007/09/25 (Tue)


18日にランが避妊手術を受けてから1週間。

今日は病院へ行って診てもらったところ、経過は良好!   良かった〜。

実は、ランは避妊手術の際にそれ以外の施術も受けていた。

それは・・・・・



堕胎手術



そう、ランは妊娠していた。

ランをセンターから引き出した後、我が家で体をくまなくチェックした際、ある事に気が付いた。



陰部が腫れてる!?



最初はヒート(発情)かと思ったけど出血が全くないし、去勢したもののオスのタラが少しは

ヒートの匂いに反応してもおかしくないのに全く反応しない。

その時点ではランはお腹もお乳も張ってはいなかったけど 「 もしや妊娠!? 」 と疑った。

そう思うのには他にも理由があった。

それは、コズエさんのblog 「 みんな友達 」 の 8月28日の記事 を読んでいたから。




2007_0925_1.jpg



2007_0925_2.jpg




4日目の部屋にいた子達です。
その中に大きなラブがいます。わかりますか?
もうけっこうな歳だろうと思われる歩き方でしたが、
痛々しいまでに大きな赤チンを出し、
大きな玉袋下げ、前にいる白い女の子 のお尻を追っていました。





“ 前にいる白い女の子 ”

これはまさしくランのこと。

写真には、元飼い主が着けた黄色い首輪をしてセンターに収容されているランが映っている。

この首輪は、「 これから新しい犬生が始まるんだからこんなモン要らん! 」 って、

ランをセンターから引き出す際、センターに置いてきちゃったけど。(笑)




大きなラブが赤チンを出してランのお尻を追っていた。

ということはランはヒート(発情)中で、その匂いに♂のラブが反応した可能性が考えられる。

ってことは、ランはセンターに収容されていた時、あるいはセンターに収容される直前に

未去勢のオス犬と交尾してしまったかも!?

ものすご〜く嫌な予感がした。




健康診断を受けた際、超音波で詳しく調べてもらったところ、胎児らしき影を確認。  

「 やっぱり・・・・・ 」  

私の不安は的中してしまった。

胎児の状態から判断すると、ランはセンターに収容されていた時に妊娠してしまった

可能性が非常に高い。

せめてオスとメスを分けて収容していれば、ランの妊娠は防げたのに・・・・・

何ともやり切れない気持ちになった。

そして、私は一つの決断をしなければならなかった。




このまま産ませるか、堕胎させるか。




ランの体調、妊娠の状態、保護場所、世話や経済的な問題、里親募集などなど。

様々なことを考え、悩み、先生ともいろいろ相談した結果、私が決断したこと。

それは・・・・・



堕胎




多少なりともランの体に負担がかかることなのでランには本当に申し訳なかったけど、

いろいろな状況を考えると 「 堕胎 」 という選択肢を選ばざるを得なかった。

1頭でも多く救うために活動しているのに自らがその命を奪う・・・

意に反する行為で、正直ものすご〜く悩んだ。

悩みに悩んだ末に苦渋の決断をした。

それでもやはり 「 命を奪う 」 という罪の大きさに凹みまくったけど。

私が一生背負っていかなければならない罪だね。





以前何かで東京都のセンターの収容状況を見たけど、東京都では個体別に収容している。

病気感染を防ぐためにも、不幸な妊娠を防ぐためにも、現時点ではこの収容形態が理想。

一方、千葉県のセンターの場合はセンター・レポートなどをご覧頂ければ分かる通り、

病気であろうとなかろうと、オスでもメスでも捕獲日別に同じ部屋に収容される。

病気が感染しようが、妊娠しようが関係ない。

なぜなら、収容された子たちのほとんどが死にゆく運命だから。





東京都のセンターの場合は、犬猫の里親探しをする保護団体が数多く登録していて、

収容されても 「 生きる 」 道が開かれるケースは多い。

収容されている犬猫が元々抱えている病気などについては未知数なので、

その点についてのリスクはあるものの、個体別収容なのでセンターに収容されてからの

病気感染や妊娠などについてのリスクは低い。

ボランティアが比較的安心して引き出せる環境がある。





では、千葉県の場合はどうか?

今年4月に団体や個人のボランティア登録が始まったばかりで正直言って登録数は少ない。

以前に比べれば 「 生きる 」 道は多少開かれたものの、収容頭数の多さに追いつかない。

収容された子のほとんどがガス室へ送られてしまう現状。

また、センターは殺処分を目的として作られた施設で、 「 センターから出る 」 ということが

全く想定されていないため、引き出すための設備が極端に少ない。

だから当然、引き出すことを見据えての収容も出来ない。

そんな状況だけにたとえ健康な子であっても、センターに収容された時点で

病気感染や妊娠など数多くのリスクを背負うことになる。

そして、そのリスクを承知で引き出すため、ボランティア側には相当な覚悟が要求される。

そのため、ボランティア登録も進まない。

悪循環の一途。


 
 

その根本的な原因は何かと言えば、兎にも角にも・・・・・




収容頭数の異常な多さ    にある。




9月21日付の朝日新聞 千葉版にセンターの記事が掲載されていた。




写真をクリックすると大きくなります
2007_0925_3.jpg





千葉県は犬の殺処分数が全国で最悪レベル・・・・・

全くもって不名誉な現状。

一体どうなってるんだ、千葉県の犬猫の飼い主は!?

命に対するモラルが無さすぎるのでは???

先日のセンター行事の際に親猫+仔猫を持ち込んだ 大バカ おばさんの

平然とした態度を見る限り、モラルとかの問題だけじゃない気もしてきたけど・・・




どんなにボランティアが頑張ったところでセンターから保護できる頭数は限られている。

ましてや大切に育ててくれる里親さんを探し出すのは至難の業。

それでも 「 生きたい! 」 と心から願いながらも無念のうちに死んでいった命を想うと

数は少なくともせめてやっと救い出した命には幸せな犬生を歩んでもらいたい。

そう思い、頑張って里親さんを探すぞと思ったらランのように不幸な妊娠をしている。

そして、宿った尊い命を見捨てなければならない。

一体いくつの命を見捨てなければならないのか。

正直、本当にやり切れない・・・・・





鑑札・迷子札・マイクロチップを付ける。

避妊・去勢手術をする。

万一脱走したり迷子になったらすぐに探す。

そして何より、飼った犬猫の命に最期まで責任を持つ。




これらをするだけでも、センターに収容される頭数は間違いなく減るはず。

みんな幸せに天寿を全うできるはずなのに・・・

これはそんなに難しいことなんだろうか?

私は夢見る夢子になっているんだろうか?




思うこと、考えることはいろいろあるけど、とにかく今は前に進むしかない!

悩んでたって迷ってたって、日々多くの命が消えていくのだから。





ランには本当に可哀想なことをしてしまい、謝っても謝りきれないけれど、

救いはランの回復が早いこと。

もうすっかり完全復活し、公園でガンガン走り回っている。 ( もうカメじゃないよ!(笑) )

やっと涼しくなってきたのでドッグランにも連れて行ける。

手術時は張りが出始めていたお腹やお乳も元に戻りつつある。

立っている姿勢の時はお腹もお乳ももうすっかり引っ込んでいる。

ただ、座った姿勢の時のお乳は・・・・・メタボなオヤジのダルダル胸って感じ!?

いや、Aカップばあちゃんの垂れ下がったシワシワおっぱいって感じか!?(爆)

まぁ、Aカップだから全然大した垂れ下がり方じゃないんだけど。(^^;)

これもあと少しで元に戻るらしい。

陰部はすっかり腫れが引いた。

幸いなことに、特に問題もなくランは順調に回復している。

ってことで、近日中に里親募集を開始する予定。




ランにとってとびっきり素敵なご縁を探そうね。

そして、いっぱいいっぱい幸せになろうね。

この世に生を受けることを許されなかった命の分まで・・・・・




ラン : 「 応援をヨロシクね! 」
2007_0925_4.jpg






23:30 | 保護ワン ラン | コメント ( 6 ) | Page Top ▲
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